登録されていないと空室の原因に?不動産検索サイト「レインズ」を知ろう!

こんにちは、LivingTokyoの伊藤愛です。

今回は不動産会社が物件の募集や検索に利用している「レインズ」というサイトについてお話します。

なぜこの話しをするのか?

それは全ての大家さんに関係のあることだからです。

倉川

実はあなたの物件がこの「レインズ」というサイトに登録されていないことがあり、登録されていないと空室の原因になることがあります。

そのため今回は物件管理サイト「レインズ」について分かりやすく解説!

全ての大家さんに関係のあるお話ですが、特に空室が長く続く、空室に悩んでいる方は是非チェックしてみてください。

■知っておきたい!レインズの基本知識

まずはレインズって何?という方に基本知識をお伝えします。

レインズとは

レインズは一言で言うと、現在募集がかけられている売買、賃貸物件情報が掲載されている不動産検索サイトです。

正式名称は、「Real Estate Information Network System」と呼ばれ、これを略称して「REINS(レインズ)」と呼ばれています。

もしかしたらこれを聞いたとき、大手会社の物件情報サイトを思い浮かべたかもしれません。

ですがそのような物件情報サイトとは異なります。

不動産会社しか見れない不動産検索サイトなのです。

そのためレインズに掲載されている物件情報は、純粋に現在募集がかけられている物件のみ掲載しています。

倉川

大家さんや入居者さんが見れる情報ではないので、よくあるおとり広告がありません。そのため現在売買・賃貸募集がかけられている不動産のリアルタイムな情報を得ることが出来ます。

ここまで聞くと、

「なんだ、大家には関係ない話じゃないか。」

と思われたかもしれませんが、話はそこで終わりません。

賃貸の場合はレインズ登録は必須ではない。

実はレインズに必ず登録される物件は売買物件のみ

賃貸物件の場合は、登録が“推奨されるだけ”となるため、今あなたが持っている賃貸物件は登録されていない可能性があります

レインズに登録されない場合のデメリット

レインズに登録されていない場合、どういうデメリットがあるのかというと、空室が埋まりにくくなります。

なぜかというと、レインズに登録されていないと他の不動産会社が閲覧することができないからです。

そのため情報が拡散されず、空室が埋まりにくくなります。

倉川

大家さんが直接レインズを閲覧することが出来ないため、実は登録されていなくて空室続きだった、ということは結構あります。

レインズに登録されない理由

そしてなぜこんなことが起こるのかというと、不動産会社が手数料を両手取り()したいからです。

両手取り:貸主から広告料を1ヶ月もらい、借主から仲介手数料を受け取ること。賃貸の仲介手数料は、貸主借主の合計で賃料の1ヶ月分が上限と法律で決まっています。ですが慣例として借主が広告料1ヶ月分支払うことになっています。

不動産会社からすると、自社で全て取引が済んでしまえば、手数料の両手取りが出来ます。

つまりレインズに登録して他社に情報を流して契約するよりも、儲かるわけです。

そのためレインズに登録しない不動産会社というのが存在するのです。

■あなたの物件情報を拡散させるためのレインズ対策

ここからは現在保有されているあなたの物件がレインズに登録されているか確認する方法と、今後気を付けていただきたいことについてお話していきます。

現在レインズに登録されているか確認する方法

レインズに登録しているかどうか確認する方法としては、現在の不動産会社or他社の不動産会社に連絡して登録されているか確認するしかありません

これがそのレインズの広告掲載区分のキャプチャです。

赤丸で囲ってある「広告掲載区分」という項目があるのですが、ここが「広告掲載可」になるように設定してもらいましょう。

広告掲載可(但し要連絡)でもいいのですが、こちらの場合にこれにすると広告掲載の許可をもらう手間がかかるので、情報拡散のスピードが落ちます

倉川

対応してもらえているか心配な方は、現在の不動産会社にこの画面を見せて広告掲載設定してもらえるように伝えてみてください。

ただ現在の不動産会社は信用できない、他社に連絡してもやってもらえるの?と心配な方もいらっしゃると思います。

そう言った方は、当社に連絡を頂ければすぐに確認します。

またご希望の方には空室改善に関するアドバイスも致します。

もちろんこれらの確認・アドバイスは無料ですので、ご安心ください。

広告料1ヵ月で対応するのはおすすめしません

レインズに登録されているか確認しようがない、でもすぐにでも空室を埋めたいとお考えの場合、広告料1か月分を出す方もいらっしゃいます。

(ただし地域によっては、広告料が1か月以上などが慣例化している地域もありますので、そういった例外地域を除いてお話します)。

ですが、当社ではその手段はあまりおすすめ出来ません。

なぜなら広告料を出さないと契約できない物件は、そもそも相場賃料と募集賃料の差があるからです。

そのため広告料を出すぐらいであれば、以下の順番で改善を試みてください。

  1. 住居兼事務所・住居兼店舗を募集する。
  2. 礼金・敷金を安くして募集する。
  3. 賃料を安くして募集する

上記は2週間という期間の間でひとつずつ試してみてください。

そして2週間実施しても問い合わせがなかったら2を、それでも問い合わせが増えなかったら3を試してみましょう。

出来れば2週間のうちにどれだけ問い合わせがあったか、正確にデータを取れれば理想的です。

ただし物件によってはリフォームをした方が良かったり、住居利用以外にすることが出来ないこともありますので、宜しければ当社にご相談ください(こちらもご相談は無料です)。

怪しい不動産会社の言葉に注意

信頼できる不動産会社か、レインズにきちんと登録してくれるかどうかを見極めるのはとても難しいです。

ただし不動産会社の対応である程度見極めることもできます

例えばあなたが現在お願いしている不動産会社が、

「どれぐらいで決まりそうですか?」

と質問したときに、

「絶対すぐに決まりますよ!」
「絶対次は大丈夫です!」

と何かと断言する不動産会社は怪しいですので注意してください。

なぜならきちんと不動産のことを知っている担当者であれば、絶対すぐに決まるなんて安易なことを大家さんには言わないからです。

頼りないかもしれませんが、

「これならすぐに決まると思いますが、絶対とは言えません」

ときちんと決まらないことも考えている不動産会社の方が信頼できます。

またレインズのことを話に出したときに、

「レインズには掲載しないですよ」
「このエリアではレインズを見る不動産会社がいないです」

と言った場合、レインズに登録されず空室期間が長くなりますので注意しましょう。

■まとめ

レインズは意外と見落としがちなポイントですので、是非これを機会に確認してみることをおすすめいたします。

もし他社に依頼したい、という場合は当社ですぐに確認させていただきますのでお気軽にご連絡ください。

またご希望の方には空室改善のアドバイスもさせていただきます。

アドバイスをさせていただくのは、延べ5000件以上空室改善に携わってきた代表倉川です。

費用はかかりませんので、お気軽に下記のフォームよりご連絡ください。

お待ちしております。

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